フランス人形を乳母車に乗せている人を見かけてビックリした話
A 「このあいださ、乳母車を押しながら歩いてる女の人がいたのね」
B 「ああ、結構いるよね」
A 「でね、赤ちゃんに向かって『あとで一緒にお風呂入りましょーねー』って言ってたのよ」
B 「うん」
A 「で、『ああ、あとで赤ちゃんをお風呂に入れてあげるんだー』と思いながら、パッと赤ちゃんの顔を見たわけ」
B 「うん」
A 「そしたらさ、フランス人形だったんだよね」
B 「えええっ!?」
A 「マジでビックリしてさ。『ウソだろ!?』と思って」
B 「うわっ、こわ!!」
A 「でしょ! ホント鳥肌立ったもん」
B 「……なんで? 病んでんの?」
A 「どうだろう? でもなんか、すげー楽しそうだったよ」
B 「楽しそうだった!?」
A 「うん」
B 「それかアレかな、フランス人形がめちゃくちゃ好きな人なのかな?」
A 「ああ、好きすぎて、まるで我が子のように可愛がってんだ」
B 「いやー、でもスゴイなぁ。一緒にお風呂まで入ってんでしょ? 客観的に見たらスゴイ絵だよね」
A 「ああ……確かに! 想像したらスゴイ絵が出てきたわ!」
B 「まあ、犬とかなら分かるけどさ、フランス人形はちょっとねぇ……」
A 「でも日本人形よりはマシなんじゃない?」
B 「確かにね! 日本人形を乳母車に乗せたり、一緒にお風呂に入ってたら、さすがに怖すぎるわ!」
A 「そう考えると日本人形の破壊力ってスゴイよね」
B 「うん。存在感が半端ないと言うか……独特なオーラを放ってるよね」
A 「まあでも、フランス人形も負けてはいないとは思うんだけどさ」
B 「まーね。フランス人形も相当な破壊力だけどね」
台風19号の話題から災害などに対する心構えへと発展
A 「なんかさ、今回の台風そうとうヤバイらしいよね」
B 「ああ、台風19号ね」
A 「そうそう。一応食料も多少は買っとこうと思ってスーパーに行ったんだけど、もうほとんど売り切れでさ、全然売ってなかった!」
B 「マジで! そんなに!?」
A 「うん。でね、しょうがないからコンビニに行ったわけよ」
B 「うん」
A 「そしたらコンビニもスッカスカ」
B 「マジか!」
A 「うん。もうね、あんな光景、大震災の時以来だったわ」
B 「ああ、あったね。あの時は全然売ってなかったもんね」
A 「ね。いやー、それにしてもさ、こんだけヤバイヤバイ言われるとさ、さすがに不安になるよね」
B 「うん、ビビっちゃうよね。でもさ、どうなんだろう? マスコミが大げさに煽ってる可能性もあるんじゃない?」
A 「うーん……だといいんだけどねぇ……」
B 「それに、まだ起きてもいないことに対して不安になっても、しょーがなくない?」
A 「……そうだけとさ、でもやっぱり不安になるわ」
B 「まあ、その気持ちは分からないでもないけどね」
A 「それに、もし実際に窓ガラスが割れたりしたらどうすんの? 風もそうとう強いらしいよ」
B 「ああ、瞬間最大風速60mとか言ってたね」
A 「うん、ヤバくない?」
B 「まあね。でもそれはさ、そうなった時に考えればいいんじゃない?」
A 「え……? だけど備えは大事でしょ。備えあれば憂いなしでしょ」
B 「そりゃあ大事だとは思うけど、準備したら、あとはもうハラをくくるしかないよ」
A 「ハラをくくる?」
B 「そう。何が起きたとしても仕方がないって覚悟を決めるしかないでしょ」
A 「うーん……」
B 「だってさ、もし心配して助かるなら、いくらでも心配すればいいと思うけど、でも実際は、いくら心配しても現実は変わらないじゃん」
A 「まあね」
B 「むしろ精神的に悪影響をもたらすでしょ」
A 「うん、確かに」
B 「だったらさ、もう覚悟を決めて、あとのことは起きてから考えようって思うしかないんじゃない?」
A 「うーん……じゃあ、それでもし窓ガラスが割れたりしたらどうする?」
B 「避難する!」
A 「……うん」
B 「だってそれしかないでしょ」
A 「まあね」
B 「とりあえず命さえ無事なら、またやり直せるんだからさ」
A 「うん、そうだね」
B 「で、あとは最悪、話のネタにしちゃえばいいんだよ」
A 「話のネタ?」
B 「そう。『台風でこんな目にあって大変だったわ〜』っていう体験談として、持ちネタにしちゃうわけよ」
A 「おお、ポジティブだな」
B 「まあとにかくさ、多くの人が無事であってほしいよね」
A 「うん、間違いない」
早起きの話から自分の体験を語り「本田圭佑か」とツッコミを入れさせる
A 「最近さ、休みの日は早起きしてるんだよね」
B 「へぇ〜、何時頃に起きてるの?」
A 「だいたい5時前後くらいかな」
B 「はや! なんでそんな早く起きてんの?」
A 「……それ、聞いちゃう?」
B 「そりゃ聞くでしょ! むしろ聞いてほしくて話題を振ったんじゃないの!?」
A 「さすが! 名探偵コナン並の推理力だね!」
B 「まぁ別に推理でもなんでもないけどな。で、なんで早く起きてんの?」
A 「運動とか掃除を朝のうちにやっちゃいたくてさ」
B 「ほぉ、運動。ジョギングとか?」
A 「そう。あとは筋トレとか」
B 「え、朝から筋トレ!? アスリートかよ!」
A 「まぁ、人類みなアスリートみたいなもんだからね」
B 「いや意味わかんないし……」
A 「ちなみに今日は、4時半に起きようと思って目覚ましかけといたのね」
B 「うん」
A 「で、目覚ましで起きたんだけど、なんかスゴイ眠くて、二度寝しちゃったのよ」
B 「そりゃ4時半だからね。眠くもなるわな」
A 「でも10分後に、もう一回鳴るようにセットしたわけ」
B 「うん」
A 「で、10分後に起きたんだけど、やっぱり眠くて」
B 「まぁ言うても4時40分だからね」
A 「でもね俺は思ったわけ。これはチャンスだぞと!」
B 「……はあ!? 今のどこにチャンスがあった!?」
A 「いや、普通の人はさ、ここでまた寝ちゃうでしょ。でもだからこそ、ここで起きれば他の人と差をつけられるぞと思ったわけよ!」
B 「……本田圭佑か」
A 「でもさ、実際そういう所で差がついていくわけだからさ」
B 「なんの差だよ! 一体なんの差をつけようとしてんだよ!」
A 「うーん……過去の自分との差かな」
B 「過去の自分?」
A 「うん」
B 「つまり、成長するためってことか」
A 「そう。やっぱり毎日少しずつでも成長していかないとさ」
B 「まぁ確かにね。毎日の積み重ねは大事だからね」
A 「そうなのよ。一日一日が勝負だからね!」
ルフィたちの年齢を会話のキッカケに、その後、新垣結衣へと話題を発展させていく
A 「ねえ、ワンピースのルフィたちって今何歳なのかな?」
B 「うーん……確かルフィが海に出たのが17歳だったと思うんだよね。で、そこから1年は冒険してると思うんだけど……」
A 「あとはエースが死んでから2年修行してるでしょ?」
B 「ああ、アレでしょ。『2年後にシャボンディ諸島で!』ってやつね」
A 「そうそう」
B 「そう考えると、おそらく3年は経ってるから、20歳はいってるんじゃないかな」
A 「なるほど。ナミも同じくらいかな?」
B 「どうだろう……。まあでも、そんなに離れてはいなそうだよね」
A 「うん。じゃあジンベエは?」
B 「ジンベエ? うーん……35?」
A 「35歳なの!? ジンベエ!?」
B 「いや、わかんないけど、なんとなくイメージ的にね」
A 「うーん……たしかに年齢不詳だよねぇ」
B 「あまり若そうには見えないけど、意外と若いのかもしれないしね」
A 「じゃあさ、ゼハハおじさんは?」
B 「ゼハハおじさん? 黒ひげ?」
A 「そう」
B 「うーん……ゼハハおじさんはねぇ…………何歳だ? 全然検討がつかねーよ」
A 「ある意味ジンベエ以上に年齢不詳かも」
B 「うん。しかもさ、あの人、笑い方がスゴイよね」
A 「ああ、確かに」
B 「とにかく『ゼー』が長い。『ゼェェーーーハーハーハーハー』だもん」
A 「ね、もし突発的な笑いが起こったらどうするんだろうね? 絶対テンポが間に合わないでしょ」
B 「それでも『ゼー』の長さは譲らないんじゃない?」
A 「まあ、そこはブラさないでほしいよね」
B 「うん」
A 「てかさ、ゼハハおじさんとステラおばさんて似てない?」
B 「え、ステラおばさん? クッキーの?」
A 「そう」
B 「まあ……名前の響きはね。見た目は全然似てないけど」
A 「てか俺さ、ぶっちゃけ、ステラおばさん結構好きなんだよね」
B 「ああ、俺も嫌いではないよ」
A 「マジで!?」
B 「うん」
A 「へぇー、そーなんだぁ。いやー、それにしてもステラおばさんてさ、結構いいよねぇ」
B 「ん?」
A 「あのふくよかな感じといい、笑顔といい、あの丸いメガネといい」
B 「ちょっと待って! お前が言う『いい』ってのはさ、もしかしてクッキーではなくステラおばさんそのもの!?」
A 「え、そーだけど。なんで?」
B 「いや、てっきり俺はさ、クッキーのことを言ってるんだと思ってたんだよ」
A 「あ、そーなの? まあでも、クッキーも悪くはないけどね」
B 「てか、お前ってステラおばさんみたいな人がタイプだったの?」
A 「いや、俺の一番のタイプは新垣結衣だよ!」
B 「新垣結衣!?」
A 「そだよ」
B 「おいおい待て待て! ステラおばさんと新垣結衣、全然違うじゃねーか!」
A 「うーん、そーなんだよねぇ……。でもさ、なんでだろう? あのステラおばさんの笑顔を見てると心が癒やされるんだよねぇ」
B 「まあ確かに、笑顔が素敵ってところでは共通してるのかもしれないけどね」
A 「そうそう。2人とも笑顔が素敵なんだよね!」
彼はゴリラか人間か?
「ねえ、君の名はゴリ男(ごりお)って言うんだよね?」
「そうだよ」
「でもさ、君……ゴリ男って言うか、ゴリラだよね?」
「ああ!? なに言ってんの!? 俺、人間だよ!」
「いや、どう見てもゴリラだよね? ゴリラにしか見えないよね?」
「なに? ケンカ売ってんの?」
「違う違う! ケンカ売ってるとかじゃなくて、見たまんまの事実を言ってるだけだって」
「はあ!? お前、頭大丈夫か!?」
「いや……大丈夫だと思うけど……」
「じゃあさ、ゴリラって、しゃべったりするか?」
「まあ、俺の知ってるゴリラはしゃべらないね」
「だろ? でも俺は、しゃべってるよね?」
「そうだね」
「じゃあゴリラじゃないじゃん」
「うーん……そーなるのかなぁ?」
「そーなるだろ! むしろ、そーとしかならないだろ!」
「でもなぁ……」
「でもも、なにも、ないから! 冷静に考えてみな! 人間はしゃべれるだろ?」
「うん」
「じゃあゴリラは? しゃべれ……?」
「ない」
「よね?」
「うん」
「じゃあ俺は? しゃべれ……?」
「る」
「だよね?」
「うん」
「とゆーことは、俺は? 人……?」
「間」
「ほら、ね! 人間だろ?」
「だね」
「人間はしゃべれるけど、ゴリラはしゃべれない。でも俺はしゃべれる。とゆーことは?」
「うん、人間だね」
「ほら!」
「おお! なるほど、君は人間だったのか!」
「気付くの遅すぎだから!」
「いやー、てっきりゴリラかと思ったわ! ごめん、ごめん」
「まあ別にいいよ気にしなくても。そのかわり、あとでバナナ奢りだからな」
「おお! 何本でも奢ってやるよ!」