台風19号の話題から災害などに対する心構えへと発展
A 「なんかさ、今回の台風そうとうヤバイらしいよね」
B 「ああ、台風19号ね」
A 「そうそう。一応食料も多少は買っとこうと思ってスーパーに行ったんだけど、もうほとんど売り切れでさ、全然売ってなかった!」
B 「マジで! そんなに!?」
A 「うん。でね、しょうがないからコンビニに行ったわけよ」
B 「うん」
A 「そしたらコンビニもスッカスカ」
B 「マジか!」
A 「うん。もうね、あんな光景、大震災の時以来だったわ」
B 「ああ、あったね。あの時は全然売ってなかったもんね」
A 「ね。いやー、それにしてもさ、こんだけヤバイヤバイ言われるとさ、さすがに不安になるよね」
B 「うん、ビビっちゃうよね。でもさ、どうなんだろう? マスコミが大げさに煽ってる可能性もあるんじゃない?」
A 「うーん……だといいんだけどねぇ……」
B 「それに、まだ起きてもいないことに対して不安になっても、しょーがなくない?」
A 「……そうだけとさ、でもやっぱり不安になるわ」
B 「まあ、その気持ちは分からないでもないけどね」
A 「それに、もし実際に窓ガラスが割れたりしたらどうすんの? 風もそうとう強いらしいよ」
B 「ああ、瞬間最大風速60mとか言ってたね」
A 「うん、ヤバくない?」
B 「まあね。でもそれはさ、そうなった時に考えればいいんじゃない?」
A 「え……? だけど備えは大事でしょ。備えあれば憂いなしでしょ」
B 「そりゃあ大事だとは思うけど、準備したら、あとはもうハラをくくるしかないよ」
A 「ハラをくくる?」
B 「そう。何が起きたとしても仕方がないって覚悟を決めるしかないでしょ」
A 「うーん……」
B 「だってさ、もし心配して助かるなら、いくらでも心配すればいいと思うけど、でも実際は、いくら心配しても現実は変わらないじゃん」
A 「まあね」
B 「むしろ精神的に悪影響をもたらすでしょ」
A 「うん、確かに」
B 「だったらさ、もう覚悟を決めて、あとのことは起きてから考えようって思うしかないんじゃない?」
A 「うーん……じゃあ、それでもし窓ガラスが割れたりしたらどうする?」
B 「避難する!」
A 「……うん」
B 「だってそれしかないでしょ」
A 「まあね」
B 「とりあえず命さえ無事なら、またやり直せるんだからさ」
A 「うん、そうだね」
B 「で、あとは最悪、話のネタにしちゃえばいいんだよ」
A 「話のネタ?」
B 「そう。『台風でこんな目にあって大変だったわ〜』っていう体験談として、持ちネタにしちゃうわけよ」
A 「おお、ポジティブだな」
B 「まあとにかくさ、多くの人が無事であってほしいよね」
A 「うん、間違いない」