会話の研究所

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あの頃はどう思っていたのか

会話のネタの1つとして「あの頃はどう思っていたのか」というものがあります。まあこれは少し抽象的な表現なのですが、逆を言えば応用の仕方はたくさんあるってことです。

 

例えば相手が年上の場合、若い頃の話を引き出すのに役立つ質問ですね。「20代の頃は将来について、どう思っていたんですか?」とか、「◯◯さんが今の自分くらいの頃、将来のことをどう思っていましたか?」とか。今後の参考にしたいから教えて欲しいです、みたいな聞き方をすれば、結構いい感じに教えてくれます。

 

あるいは、少し表現を変えて「◯◯さんが20代・30代の頃、どんな勉強をしてましたか?」という感じで聞くのもアリなんですけど、これは明らかに勉強してそうな人、つまり向上心の高そうな人向けの質問なので、無難な聞き方としては、今現在の状況を確認してから聞くって感じですかね。まあこれも状況次第ですけど。

 

「日頃なにか勉強はしてますか?」とか、「普段なにか読書ってしてますか?」とか、それか自分が読書をする人ならば、「最近◯◯の本を読んでるんですけど、◯◯さんは普段読書ってしますか?」みたいに聞くのもアリかなと思います。

 

で、もし読書をする人なら読書の話題を展開すればいいですし、もし読書をしない人だったとしても「漫画とか雑誌も読まないんですか?」とか、「小説は読まないんですか?」とか聞くのもいいんじゃないでしょうか。

 

話を戻しますけど、ある程度付き合いのある相手の場合は、過去の印象に残っている経験について感想を聞くのもいいですね。「昔あんなことがあったよね」という感じで話題をふり、「あの時どう思ってたの?」みたいに聞くとか。それか、自分が先に当時思っていたことを言ってから聞くのもアリです。「自分はこう思ってたんだけど、◯◯くんはどう思ってたの?」とか。

 

相手が初対面だったり、あまり面識のない相手の場合は、相手の年齢にもよりますけど、学生時代のことを聞くといいんじゃないかと思います。「学生だった頃、将来についてどう思ってた?」とか、「将来なりたかった職業とか、こんな仕事に憧れてたとか、そういうのってあった?」とか。

 

他にもこんなのがあります。「◯◯さんて学生の頃、サッカーやってなかった?」みたいな質問をするわけです。すると「えっ!? なんで知ってるの?」とか、「いや、やってないよ」みたいな反応が返ってくるわけです。そしたらこう返します。「なんとなくサッカーやってそうな感じがしたからさ」と。で、それをキッカケに会話を展開させていくわけです。

 

ところで、会話に必要な要素ってシンプルに言うと2つだと思うんですよ。「キッカケ」と「広げる力」です。まず会話をするにはキッカケが必要ですよね。なのでまず1つ目が「キッカケを作る力」です。でもキッカケが作れたとしても会話がすぐに途切れてしまったら意味がありません。なので「話を広げる力」が要求されます。

 

言ってみれば「火をおこす力」と「火を大きくする力」ですかね。何もないところから火をおこす力と、おこした火を大きくするというか、消さずに継続させる力が必要なわけです。

 

そんなわけで、一緒に火をおこす力を磨きましょう! そして、火を継続させる力を磨きましょう! 火を自由自在に操れる力を磨きましょう!