会話の研究所

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学校の勉強は何のためにするのか?

さて、今回はちょっとしたテクニックを紹介しようと思います。

まあタイトルにもあるように、ズバリ『学校の勉強は何のためにするのか?』についてのテクニックです。なのでこれは相手が学生さんの場合に限定されます。

(とはいえ、いろいろ応用はできますけどね。)

 

特に効果的なのが、自分の子供が学生の場合です。

僕自身、学生時代に「学校の勉強なんて将来役に立たないんだから、やったってしょーがないだろ」と思って、全然勉強してこなかったんですよね。

でも今では勉強の大切さは痛いほど分かりますし、もしあの頃に戻れるのなら、もっとちゃんと勉強しておけば良かったなと思います。

 

でも世の中の多くの学生は、勉強の大切さを理解していません。

そして、その原因は大人にあると思うのです。大人がちゃんと勉強の大切さを伝えられていないから、子供は勉強嫌いになってしまうのだと思います。僕自身そうでしたからね(笑)

 

そこで、今回は子供に勉強のヤル気を出させるテクニックをご紹介いたします。

 

「前置きはいいから早く教えろよ! このボケナスがっ!」って声が聞こえてきそうなので、早速本題に入りましょう。

 

 

<学生に勉強のヤル気を出させるテクニック>

 

まずは以下の会話をご覧ください。

父親と、その息子カイトくんの会話です。

 

父親「カイト、勉強は順調か?」

息子「うん、まあまあかな」

父親「そっか。でもまあ大変だよな」

息子「まーね」

父親「ところでカイト、勉強って何のためにやるか知ってるか?」

息子「ん……?」

父親「学校の勉強なんて、社会に出たら役に立たないとか思ってるだろ?」

息子「……うん。だって数学とか化学とか、役に立たないでしょ」

父親「まあ確かにな。実際、テストの点数とか、どの学校に行くかとか、そんなことで人生は決まらないからな。でもな、どれだけ真剣に勉強に取り組んだかってのは大きく影響するからな!」

息子「……?」

父親「なんでかって言うと、真剣にやればやるほど自分の弱い所だったり、イヤな癖も出てきたりするし。でも、そーいった部分とどう向き合うか、どう克服していくか、その過程がものすごーく大事で、その過程を通して自分自身も成長できるし、勉強の仕方も確立できる」

息子「……うん」

父親「それにな、はっきり言って、社会人になってからの方がもっと勉強が必要になるんだよ。でも多くの学生は、どの学校に行くかとか、どんな職業に就きたいかって悩んでるかもしれないけど、結論は1つ。どんな職業に就こうが、勉強しなくていい職業なんて1つも無い!」

息子「………」

父親「だから、今どれだけ真剣に勉強に取り組んでるのかってのが、これからの自分の人生の土台になっていくし、もし仮に第一志望の学校に行けなかったとしても、そんなのは全然関係なくて、その土台さえあれば、どんな学校でも勉強できるし、社会人になってからも、その土台によって沢山活躍できるようになる!」

息子「………」

父親「まあ簡単に言うと、学校の勉強ってのは、自分の人生の土台を作るためにやるものなんだよ。だから、カイト自身が自分の人生の土台を作りたいって思うなら、そのつもりで勉強してみな」

息子「……うん、わかった」

 

さて、今の会話は具体例の1つなのですが、はっきり言ってこれを話すと学生はメチャメチャ勉強のヤル気がアップします!

もちろん全員とはいきませんが、かなりの割合で勉強に対するヤル気がアップしますね!

 

ちなみに、ここでのポイントは「学校の勉強は人生の土台を作るためにやるもの」というのを伝えることであり、多くの学生が勉強嫌いになってしまうのは「勉強をやる理由を見出せていないから」なんです。

それなのにも関わらず、「勉強しなさい!」って口うるさく言うからイヤになっちゃうんですよね。

 

なので、勉強が、

・社会に出てからどう役に立つのか?

・自分の人生にどんな影響をもたらすのか?

といったことをちゃんと伝えてあげると、勉強に対する姿勢が変わり、ヤル気を出してくれます。

 

というわけで、もし機会があったら試してみてくださいね!